◆エッフェル塔の光

 揺れているような感じがして怖かった。ものの10分もせずに下に降りてきた。ここはパリを代表する観光名所・エッフェル塔である。高さ320.75m。展望台は3か所あり地上57mの所に、レストランのほかエッフェル塔の歴史が分かる写真が展示されている。

  私が上がった所は2番目の展望台で115mの高さにあった。東京タワーのように部屋の中に囲まれているのでなく、吹きさらしであるため迫力満点。写真を撮るには遮るものがないだけに有難いのだが、阪神淡路大震災を経験した私には恐怖を感じる場所であった。しかしここから見るパリの街は素晴らしく、特に夕方から夜に変化していく光景はこの世のものと思えないロマンチックなものであった。

 なお3番目の展望台は276mの最上位となり、エレベーターを乗り換えて昇るのだが私はパスをした。この塔の建設に当たったのは技術者ギュスターブ・エッフェルで、27ヶ月の速さで完成させており高所工事にもかかわらず、一人の事故死亡者も出さなかったというから凄いことである。

 このエッフェル塔はパリ万博(1889年)に合わせて造られたモニュメント。その会場となったシャン・ド・マルス公園は広大な美しい空間を持ち、現在も大博覧会、野外コンサートなど様々なイベント会場になっている。 夜暗くなるとエッフェル塔は光のベールを纏い、変身も鮮やかに眩しいほどの魅力を見せてくれる。約2万個のイルミネーションは、パリの何処からもその輝きを見ることが出来る。

撮影2009年冬