◆関西のメインストリート「御堂筋」

 大阪はキタの梅田からミナミの難波までの車道一方通行(6車線)約4kmを「御堂筋」と言う。 昭和12年に現代の道幅となり完成となっている。地下に電線を埋設。更にはビルの高さ揃えるなど、美しい景観を保つように配慮されたようである。特にイチョウ並木はあまりにも有名で、歌にまで唄われている。また淀屋橋以北はプラタナスが植えられている。

 1983年秋、大阪築城400年祭のオープニングパレードとして始まった「御堂筋パレード」も毎年秋の恒例行事として、大阪市民のみならず広く関西からも楽しみにしている一大イベントでもあります。更に昨年は18年ぶりにプロ野球セリーグを制した我らが「阪神タイガース」の感動の優勝パレードも雨の中にもかかわらず、大観衆と共に忘れられない思い出となりました。

 御堂筋の両サイドのビルには、関西をそして日本を代表する大手企業が軒を連ねて並んでいる。まさにここは「関西のメインストリート」なのである。個人的には昼間の車での走行は、非常に運転しやすく好きな道である。制限速度を守って進むと、すいている時はほとんど信号に引っかからずに走れるという粋な計らいもされている。しかし、忘年会・宴会等で夜遅くなると、6車線もあるにもかかわらずタクシーが2列3列駐車してしまう。更にはマナーの悪い駐車違反が重なりあい、そこはまるで無法地帯と化してしまう。外国からの観光客には、とても見せられない状況であり、誠に恥ずかしい限りであります。

 心斎橋付近は庶民の町で、心がウキウキしてくる。それは安くて美味しいお酒に食事に巡り会えるからだ。自分にあったお店が見つかり、やがて常連となる。私は「味穂」という店が好きである。食物が口に合うのは当然ながら、オーナーの高橋さんと親しくさせて頂いている。大阪人特有の商売人である。そして人情の厚い人でもある。客との人間関係を大事にされるのは商売のポイントであろう。そこは大阪で一番美味しい「たこ焼き」の店なのだ。

撮影2004年 冬